わずかの差が大きな差に

これだけ毎日「整理・処分」をしていると、会社の中の具合の悪いところが、直感で気づくようになってきました。
別に霊能力ではないのですが、何となく「気持ち悪い」と感じるのです。

今日掃除のあと倉庫に入ると、そんな感じがしました。
今日はさすがに「整理・処分」作業をする気がなかったのですが、「気持ちワル(悪い)」を感じたからには放ってはおけません。
ちょっとやるつもりが、午前中いっぱいかかる本格的な作業となってしまいました。

今日は15年ぐらい前からある、使いもしないのにスペースを取っている倉庫の図面類を、片っ端から処分。
毎年大掃除でもかなりの書類を処分するのですが、図面は何かしら手をつけてはいけないような気がして、そのままにしておりました。
今日私がそのことに気がつかなければ、少なくとももう15年間はそのままになっていたことだと思います。

ついでに文房具を入れているキャビネットもチェック。
文房具なのだから捨てることもないと、長い間手付かずで来ました。
確かに文房具なので、ちょこちょこと使います。
しかし長い間に、余分なものもいっぱい詰め込んでいました。
例えば何かの記念にいただいたボールペン。
捨てるのはもったいないので、キャビネットの引き出しにしまっておくのですが、結局はそのまま。
いつか誰かが捨てないと、使いもしないままデッド・スペース化に寄与。
今日捨てたのでも、古すぎてインクがもう出ないのすらありました。

整理・処分すると、明らかに会社の「氣」が良くなります。
そこで働く人の運気も上昇するし、来店されるお客様の運気も上がります。
会社の氣が動き出し、それに触発されたのでしょうか、社員も積極的、協力的になってきました。
今までは「捨てる」と言うと抵抗があったのです。

今日、当社の人事方針のインスピレーションを得ました。
「社員は少数精鋭で、高い能力と高い収入を得る」というものです。
整理・処分でいい「氣」が通り出したことと、論理的には関係がないようなのですが、私は大いに関連していると感じています。

高い収入を得るからには、高い能力が不可欠です。
3年で今の能力の2倍が一つのメドです。
3年で2倍というと、1年にすれば33%。
月にすれば3パーセント弱。
月に23日の勤務だとすると、1日わずか0.12%。
年中働いている私だと、1日わずか0.09%向上させれば、達成できてしまうのです。
いずれにせよ、毎日0.1%向上させるなんて、努力の範囲にすら入りません。

もし時間的なハカリで言うなら、仮に1日10時間働いているとして、0.1%多く働けばいい。
0.1%と言えば、36秒なのです。
ちょっとその気になるだけで、これぐらいはあっさりと出来てしまうはずです。
人間の能力は無限。
そしてその無限さは、こんな簡単なことから始まるのです。
今日は作業を通して、大きな気づきをいただきました。