捨てると浮かぶ

「モノを捨てると運気が上がる」のは事実なので
すが、一種の経験則であって、その理由を問われ
ると答えに窮してしまいます。

しかし、例えばテレビの構造が分からなくても、
テレビを見ることはできるわけで、理屈が分から
なくても、活用できるものは“どんどん”活用し
ていけばいいと思うのです。

会社でもモノを捨てるほど、会社の運気が上がり
ます。
業績が思ったほど伸びないとか、最近何か小さな
災難ばかり起こっているとかいった場合は、まず
は会社のモノの大処分を行うのが一番です。

「会社のモノを捨てる」というのは、職場のトップ
しかできないことで、中小企業であれば当然その
会社の社長ということになります。

壊れた電化製品などというのは、いの一番に処分
しなければいけないものです。

話がちょっと飛んでしまいますが、孤独死の現場
の共通した特徴は、壊れた電化製品がいくつも出
てくることだそうです。

本体のパソコンをとっくの昔に新しいものに換え
ているのに、古いパソコンの周辺機器が大事にし
まわれていることも多いのです。

使っていないコード類を、山のように処分したこ
ともあります。

「捨てるのはもったいない」という意見や、「ま
た使うかもしれない」という声が必ず出てくるの
ですが、トップが決断しなければ、永久に「運気
の下がった場」のままの状態が続きます。

高い家賃を払って、不要、もしくは非効率なモノ
に広いスペースを占領させていている方が余程
モッタイないのです。

IT関連のものなど、どんどん新しいバージョンに
変化していきます。

昔のモノを大事にしまっていても、結局は2度と
使う機会が訪れないのです。

また今はネット販売がビックリするほど発達し、
必要ならすぐに新しいものを取り寄せることが
できます。
だから、そんなに心配せずに捨てることができる
と思うのです。