フランスの新聞『ルモンド』のネット版を毎日読んでいるのですが、週に1度、フランス人女性とのオンライン・レッスンでも一緒に読んでいます。
「私はクロワッサンを2つ買いました」などという会話の練習よりも、新聞で時事問題を勉強するほうが余程面白いのです。
私程度の(そんなにレベルの高くない)フランス語の語学力で、新聞を読んでいる人は珍しいと思います。
でもカッコいいじゃありませんか。
仮に外国人が日経新聞を読んでいたら、ちょっと一目置きませんか?
テレビでもフランス人のオリンピックに対する凄まじい熱狂は伝わってきますが、新聞でもオリンピックには“かなり”力が入っていました。
フランスの好調なメダル獲得で、フランス中が盛り上がっているのがよく分かりました。
フランス人講師によると、オリンピックに反対していた人たちは、今はスッカリ黙ってしまったそうです。
柔道の男女混合など、6人の選手が出てくるのですが、フランスチームは全員が黒人でした。
かつてアフリカに多くの植民地を持っていた影響で、フランスには黒人が多いのです。
フランス社会は黒人には寛容で、イスラムには排他的だという印象があります。
マクロン大統領はオリンピック前に議会を解散し、そして惨敗したのですが、もしオリンピックのあとに解散していたなら、だいぶ結果は違ってきた(ひょっとしたら与党が勝利していた)のではないかと感じます。