フランス語の新聞を読んでいると「この単語は初めて見るはずだけど、なんとなく意味が分かる」という体験を何度もします。
ラテン語がフランス語と英語に分かれて入っていき、それらが各言語に残ったからだと思っていました。
が、どうやらフランス語が英語に入っていったようなのです。
イギリスは国としてずっと独立していたわけではなく、かつてはフランス王に領有されていたこともあるのです。
そのときにイギリスの貴族階級や支配層の人たちが、好んでフランス語を話していたようです。
イギリスとは事情が違うのですが、かつてロシアでも宮廷内や上流階級の間ではフランス語が話されていました。
「フランス語が話せる」イコール「エリート」といった図式だったのかもしれません。
そういえば今の日本でも「英語が話せる」イコール「エリート」といった感じがちょっとありますよね。
パリなどは随分と黒人が多いのですが、これらの人たちは、フランスの植民地だったアフリカの国々から来ているのだと思います。
フランスは色んな人種が入り混じっていますが「フランス語を話す」といった共通項で一体化しているのではないかと思います。
フランス語はスペルに書いてあるのに、発音しない文字があったり、スペルは全部違うのに同じ読み方をしたりすることがあります。
「チャーミングなワガママ娘」とお付き合いしているつもりで勉強しています。