ある不動産会社の社長と幹部の方との情報交換会を定期的に行っています。
40名もの社員がいる会社で、不動産会社としてはかなり大きい部類に入ります。
不動産の賃貸管理がメインですが、この20年間、管理戸数は着々と増えているにもかかわらず、社員数は同じ40名。
ITの活用でスタッフ数を抑えることができているのでしょう。
ただ、事業拡大への意欲もあり、もう少し社員数を伸ばしたいそうですが、やはり人手不足で採用がなかなか難しいようです。
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人が駅周辺に(居住のために)集まりだすと、辺鄙な場所にある、古い戸建てなどの賃貸需要が低くなります。
そういった不人気物件で、しかもオーナーの協力が得られないようなところは、今後は賃貸管理をお断りしていかなければならない分岐点にさしかかっているとのこと。
今までは管理戸数を増やすことばかりに躍起になっていたわけですが、いったん管理物件を絞る必要が出てきたわけです。
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不動産賃貸管理とは、オーナーの財産を預かる仕事でもあります。
例えば相続などのオーナーの状況変化にも応じなければなりません。
その場合、オーナーが住宅メーカーなどに相談すると、建物を建てる提案しか受けることができません。
しかし賃貸管理会社なら(いろいろな検討をしたのち)最適な提案ができる立場にあります。
私自身も長いあいだ不動産業に従事しているのですが、今後は自分の案件についても、その会社に相談してみようと思うのです。
一人で考えているよりも、ずっと幅広く機動力のある提案が受けれれそうな気がしています。
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*リッツカールトン大阪「香桃」