たいていの経営者はそうだと思うのですが、仕事に懸命で、趣味をやっている時間がないのが普通だと思います。
以前にアマチュアの囲碁の達人に話を伺ったことがありますが、囲碁など若い頃から打ち込んでいないと、定年になってから始めたのではモノにならないとのことでした。
ゴルフを趣味にしている経営者は多いですが、人脈を広げたり、ビジネス上のお付き合いを深めたりする「仕事の一環」と言えなくもありません。
中には趣味の域を超えた「修行」のようなことに夢中になる経営者も少なくありません。
フェイスブック上でつながっている2人の経営者が、東海道を13日間かけて、京都から東京日本橋まで歩き通すことに成功しました。
1日平均40キロを歩くそうです。
その気力体力にも恐れ入りますが、会社のトップが13日間も仕事を休んでしまう「暇力(ひまりょく)」にも驚かされます。
資金繰りにキュウキュウしている中小企業や、逆に大企業のサラリーマン社長では、決してそのようなことはできません。
知人の経営コンサルタントの趣味はマラソンですが、マラソン仲間はみんな高学歴で高所得なのだそうです。
私は遠距離ドライブの旅を趣味にしてから、大げさでなく人生が一変しました。
歴史の本を山のように読んで、実際に歴史上の現場に足を運ぶと、感動が数倍に膨れ上がります。