先日から老人介護施設に出入りすることがあり、老後のことをいろいろと考えさせられました。
長生きというのは、そう目出度いことでもなく、むしろリスクの方が大きいのではないかと感じます。
ある人が、老後の資金として3,000万円を持ち、それを食いつぶしながら80歳まで生活する計画を立てていました。
が、実際は83歳になってもまだ元気で、仮に90歳まで生きるとしたら、経済的な算段がつかなくなるとの話を聞いたことがあります。
健康でこそ長生きする価値があり、体がガタガタでは本人もつらいし、まわりも苦しいわけです。
「幸せな老後」というのは、ひょっとしたら人生最大の課題なのかもしれません。
うまく老後を生き切るというのは、結構難しいことで、健康、経済、家族、仕事、趣味、社交など、バランスが取れた「充実生活」が求められます。
体のメンテナンスをシッカリこなしていると、老化が遅くなります。
経済面だって、生活費以上の収入が自動的に入ってくる仕組みを作っておかないと、やっぱり気持ちが落ち着きません。
モデルケースになる「ステキな老紳士」という人は案外少なく、ならば自分が「カッコいい長寿の生き方モデル」になることを目指そうと思うのです。