高度成長時代のころは、効率を追うことは正しいことでした。
が、最近は、むしろ効率を追わないほうがいいのではないかという気がしています。
会社経営でも、顧客の存在を忘れて効率ばかりを追い続けていると、必ず破綻への道を歩みます。
顧客の要求に合わせず、わが社の都合ばかりで仕事を推し進めていくと、顧客が離れていくのは当然のことです。
ただし「顧客」を選ぶことは非常に大切で、顧客の間口を(何も考えずに)広げていると、社長も社員もヘトヘトになってしまいます。
会社経営でも効率のことを考えなくていいのなら、私生活なら猶更(なおさら)効率は必要ありません。
字ひとつとっても、ゆっくりていねいに書くと心が整ってきます。
早く「効率よく」書くのは意味がありません。
同時に、結果だけに執着するのではなく、その努力の過程を存分に楽しむことが大事だという気が強くしています。
掃除一つとっても、効率よくすることが重要ではなく、汗をいっぱいかきながら、運動やストレッチを兼ねて、やっていきたいと思っています(掃除のあとはシャワーを浴びます)。
掃除をシッカリ毎日やっておれば、わざわざフィットネスクラブに行く必要はないのではないかと感じます。
「ゆっくり動けばすべてがうまくいく」という言葉があり、「ゆっくり話す」ということも含めて実践しているのですが、これはかなり具合がよく、運さえ良くなっていくような気がしています。