若いころ、特に学生のころは、時間が無限にあるように感じ、結果ムダな時間を費やすことが多いように思います。
が、70歳代を前にした私のような人間にとってみれば、一刻一刻が極めて貴重で、自分が納得できない時間の使い方をしてしまうのが一番イヤです。
ところが1日を時間割のように計画していても、なかなかその通りにはいきません。
「名もなき雑事」や「名もなき家事」というのが結構あり、逆にそれらを蔑(ないがし)ろにすると、自分の周辺が乱れてくるのです。
例えば会社から家に帰って、すぐに次の行動に移れるかといえばそうでもなく、私の場合、持って帰った荷物の片づけに30分かかります。
アマゾンで注文した本などは、会社だと必ず誰かがいるので、会社で受け取るようにしています。
そうすると時には大量の荷物を持ち帰ることになります。
家へ帰ってすぐに荷物の片づけや、着て行った服や靴の手入れを行います。
この時間を省略しようとすると、ソファの上に服が置きっぱなしになったり、靴が玄関に脱ぎっぱなしになったりします。
これは運気にまで影響することで、片づけの時間はケチるわけにはいかないのです。
会社からの帰りだと30分の片づけですが、これが東京からだと(クルマの掃除などもあるので)スッカリ片づけてしまうのに5時間かかります。
あまりに疲れているときは、先にまず寝てしまい、起きてから片づけることもあります。
いずれにせよ、時間がかかっても片づけを省くわけにはいかないのです。