日本の女神さまたち

日本の神々の世界では女神さまは大活躍です。

 

そもそも一番偉い神さまが女神です。

 

伊勢神宮は神社の中でも別格中の別格と言われていますが、その主祭神天照大神(アマテラスおおみかみ)。

 

伊勢神宮には内宮(ないくう)と外宮(げくう)の2つの大きな神社があります。

 

内宮には天照大神がおられ、外宮には豊受大神(やはり女神さま)がお祀りされています。

 

内宮は二千年前に建てられましたが、その五百年後に外宮ができました。

 

第21代雄略天皇の夢枕に天照大神があらわれ「自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国豊受大神(トヨウケのおおかみ)を近くに呼び寄せるように」とのお告げがあったからです。

 

ウケというのは食事のことを意味します。

 

ちなみに雄略天皇織田信長天皇になったような人で、気性が激しく武力を使うことが多かったのですが、このときに国がまとまっていき「国という意識」も出来あがっていったようです。

 

内宮での正式参拝では天照大神に大変緊張するのですが、外宮では豊受大神がいつもニコニコと出迎えてくださっているような気がします。

 

木花咲耶姫コノハナサクヤヒメ)は、天照大神の孫にあたるニニギノ命(みこと)の奥さんです。

 

富士山の神さまでもあります。

 

神功皇后は第14代仲哀天皇のお后で、オキナガタラシヒメとも呼ばれ、自ら三韓征伐に出向かれています。

 

第15代応神天皇の母親でもあります。

 

日本で一番多い神社は八幡神社ですが、それは応神天皇が祀られた神社です。

 

そこには母親の神功皇后もたいてい一緒に祀られています。