福知山・元伊勢 その1

天照大神は、かつては皇居に祭られていたのですが、エネルギー量が大きすぎ、別のところにお祭りする必要性が出てきました。

 

第10代崇神天皇の時代です。

 

天照大神をお祭りするにふさわしい場所を(そのお役目の皇女が)各地を転々としながら探していかれました。

 

最終的には伊勢神宮に落ち着くのですが、そこに来るまでに天照大神が留まられた場所を「元伊勢」と言います。

 

福知山にも「元伊勢」の神社があり、しかも外宮・内宮・天岩戸神社と3つがそろっているのです。

 

天照大神が伊勢の地に鎮座されるまで、倭姫(やまとひめ)がそのお役目を担っておられていたのですが、倭姫は福知山には立ち寄っておられないのです。

 

この点が腑に落ちなかったのですが、今回、現地へ来て、倭姫の前に豊鍬入姫がその仕事をされていたことを知り、疑問が氷解しました。

 

福知山の外宮である「豊受大神社」の由緒説明文を読むと、豊受大神の相殿(あいとの)の神に「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」と「天児屋命(あめのこやねのみこと)」と「天太玉命(ふとだまのみこと)」がおられるとハッキリ書いてあり、神社オタクの私としては、実にスッキリしました。

 

この神社へは多分4回目ですが、いつ来ても穏やかで、心が癒されます。

まずはこの階段を登って「外宮」へ。

丸太をそのまま使った鳥居。

真ん中が本殿。左右に多賀宮と土宮。

斜めから撮った写真。

この樹木はねじれながら大きくなっています。

大きな神木が2本。

神社オタクとしては、この図面にも衝撃を受けました。

神社から下を見下ろすと、のどかな風景です。