よほどの伝手(つて)がないと予約が取れないお店が東京にあり、そこが取れたので行こうとのお誘いがありました。
麻布台にあるそのお店は、ビルの1階にあるのに、隠れ家のようになっていて外からは見えません。
今回、私は人から誘われたのですが、値段を聞くとコース料理が1人7万円(!)とのこと。
いいワインなどを頼むと、10万円近くになるはずです。
そんな超高級店ですが、ほかのお客さんを見ると30代の人たちがいっぱいで、いわゆる「お年寄り」はゼロでした。
自分が30代の時は、ゼッタイにこんなお店に足を運ばなかったと思うし、そもそもこんな超高級店はなかったと思います。
そういう意味では日本経済は熟成し、豊かになったのかもしれません。
今でも東京以外(の日本の都市)ではこういったお店は成立しないと思うし、そういう意味でも東京は日本国とはまた別の国と言えるのではないでしょうか。
帰りに私のグループの1人が次の予約をしたのですが、取れた日が冗談抜きに1年後でした。
カウンター席の隣のカップルの人たちも予約して帰っていました。
来た人が次の予約を取っていくので、ますます「予約が取れない幻のお店」となるのがよくわかりました。
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恵山沖 鮟鱇のフライ
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新潟 魚沼 ふきのとうとホタルイカのキッシュ
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根室 鱈の白子
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牡蠣と千寿葱のグラタン
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農家に作ってもらった、お店専用のお米
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多田さんの24カ月熟成ペルシュウ
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仏産フォアグラ 三浦大根
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長崎 五島沖 クエ 白菜 黒トリュフ
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料理に出される百合根
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薩摩牛 伊達農園 百合根「白銀」
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奈良 中井農園 古都華
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和歌山 善兵衛農園の柑橘 クレープ
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和歌山 善兵衛農園の柑橘クレープ
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これはオマケで、私の誕生日のお祝いのケーキ。
旅先で誕生日を迎えることが多いことに気がつきました(海外でも何回かあります)。
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オープンキッチンで、オーナーシェフはじめ10人ほどのスタッフがキビキビと働いていました。