いろいろな思い込みを捨てていくと、自分が自由自在になっていくことを実感しています。
私にとって一番効果が大きかったのが「会社は大きくしなければならない」という思い込みをなくしたことです。
事業を起こすからには、やっぱり会社を大きくしていかないと面白くないというのは、ごく普通の感情ではないかと思います。
が、手を広げていくと、人の問題をはじめ、クレームやトラブルなど、さまざまな不具合が出てきます。
人の問題一つとっても、そもそもが中小企業に優秀な人材を期待する方がムリなのです。
ある極めて優秀な会社経営者のCDを聴いたのですが「売上減の利益増」を目指しているとのことでした。
売上増ではありません。
そうすると従来の発想ではない「商品」や「マーケット」を作り上げていかねばならず、そしてその会社はそれに成功しています。
「成功のためには汗水たらして働かなければならない」というのも一種の思い込みかもしれません。
私自身は働くのを厭(いと)わないタイプですが、もっと上手な働き方があることに気がつきました。
「虫のいいこと」を考え、その実現を潜在意識に任せてしまうというのも、その一つです。
虫のいいことを考えていると、天からハシゴが降りてきて、それを登っていけば、願ったとおりの「超ラッキー」が待っているというわけです。
しかも1度実現してしまうと、ハシゴの「降りぐせ」がついてきて、何度でも超ラッキーが実現してしまうということです。
マーフィーの法則とも呼ばれているのですが、それを見事に活用したのが渡部昇一先生であったというわけです。