伊勢神宮の内宮は約2,000年前にできましたが、神宮に入るための宇治橋は約400年前に初めて造られました。
宇治橋は内宮にあるわけですが、橋のような構造物は外宮が担当しているとのこと。
大工さんも身元保証という意味あいも兼ねて、ほとんどが世襲だそうです。
橋は木造で、20年ごとに(式年遷宮に合わせて)建て替えられます。
釘は1本も使われていません。
木はすべて新しいものになるのですが、橋の欄干にある擬宝珠(ぎぼし)は、400年前につくられた時と同じものが使われています。
入口の左手2番目の擬宝珠の中には、橋の安全を祈って饗土橋姫(あえどはしひめ)神社のお札が納められています。
式年遷宮のとき、橋は内宮の建物より4年早く作り変えられ、その時に親子3代の家族90組が橋の渡り初めをします。
次回は2029年11月3日に行われる予定です。
親子三代が健康で一緒に渡り初めができるなんて、最高の栄誉であり幸福でもあるので、私も参加したいのですが、神宮と昔からご縁の深い家族から優先して選ばれるので、ちょっとムリかもしれません。
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宇治橋。
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宇治橋の入り口・左手の2番目の擬宝珠(ぎぼし)にお札が入っています。
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神楽殿。
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天照大神の荒魂をお祀りしています。
多分すごいパワーが出ているのだと思います。
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これだけ神宮に通っているのに、内宮の中に、外宮に向けての遥拝所があるのを知りませんでした。
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四至神(みやのめぐりのかみ)。
見下ろす形になりますが、こちらも神様です。
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直会(なおらい)は伊勢外宮神泉で。