読書が一番

自ずとその人に合った「本の読み方」というのがあり、それが精読であろうと、速読であろうと、多読であろうと、何でもいいと思うのです。

本の著者の中には「本の読み方はこうでなくてはならない」などと蘊蓄(うんちく)を述べる人がいますが、そんなのはどちらでもいいことであって「余計なお世話」だという気がします。

要は本を読めば、必ずプラスになることがあるというだけの話なのです。

私自身、今まで数十冊の「速読」の本を読んできたのですが、1冊として感銘を受けたり、納得したりする本はありませんでした。

本の読み方は、自分で工夫し、開発していくのが一番です。

あまりに忙しいと本を読む暇がありません。

経団連のような経済界のトップに君臨する人たちでも、経済的に変なことを言うことがあり(例えば消費税増税推進)、私はそれがなぜだかサッパリ分からなかったのですが、要は本を読む時間がなく、物事の本質が見えていないからだと、最近になって分かってきました。

もともと経済に疎(うと)い人が多い政治家の場合は、それがもっと酷(ひど)くなるのは仕方がないのかもしれません。

知人の国会議員でも1冊も本を読んでいないのを知っています。

隙間の時間を活用して本を読むという手もあるのですが、やはりわざわざ「読書時間」を作るというのが知的生活の王道だと思います。

24時間の限られた時間なので、自分が最も大切にしたいことに最大限の時間を割(さ)いていきたいものです。

私の場合は、仕事と読書と語学と掃除とが、時間を奪い合う競合関係にあります。

旅行の時を除いて、すべて「1日も休まず」に行っているのですが、やっぱり読書が自分にとってのプライオリティー・ナンバーワンのような気がします。

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