イザナギから続く家系

天照大神(アマテラスおおみかみ)をお祀りしている伊勢神宮は、神社の中でも別格で、単に「神宮」といった場合「伊勢神宮」を指します。

天照大神ご自身は、伊邪那岐命イザナギのみこと)の最初の子どもではなく、何十番目かに生まれているのですが、なぜか一番格が高い神さまとされています。

天照大神は、イザナギが黄泉の国から逃げ帰り、今の宮崎県で禊(みそぎ)を行った際に誕生しました。

その時にはイザナギイザナミとは別の世界にいたので、アマテラスはイザナギの子どもではあるが、イザナミの子どもではないのではないかと(畏れながら)推測しています。

天照大神には5人の男の子がおり、長男のオシホミミが万幡豊秋津師比売命(ヨロズハタ・トヨアキツシヒメ)と結婚しニニギ命(のミコト)が生まれます。

ニニギノミコト木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と結婚。

その三男が「ホオリ」や「山幸彦」や「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」と呼ばれている方です(すべて同じ神様の名前)。

ホオリは竜宮界で出会った豊玉姫と結婚し、ウガヤフキアエズ命(みこと)が生まれます。

ウガヤフキアエズ玉依姫と結婚し、4人の男の子が生まれます。

その四男がカムヤマトイワレヒコで、のちの初代・神武天皇です。

そして神武⇒綏靖⇒安寧⇒懿徳⇒孝昭…と続き、今の天皇が126代目となります。

歴史の教科書にお名前が出て来る天皇は20名ぐらいではないかと思います(つまりその時に天皇家を中心として、歴史的な大きな出来事が起こっているわけです)。

伊邪那岐命イザナギのミコト)や天照大神(アマテラスおおみかみ)の神話の時代から、今の天皇までずっとつながっているのがスゴイところ。

今年は日本の国ができて2,680年目になります。