自由自在に読書自在

「会社の経営者が月に100冊以上の本を読むと、経営が疎(おろそ)かになってしまう」と何故か思い込んでいました。
根拠は何もないのです。

実際、読書はすべて夜の8時半から11時半の間に行っていて、勤務時間を割いて本を読むようなことは一切していませんでした。
思い込みとは恐ろしいものです。
その思い込みがあるために、読書数が月100冊を超えることはありませんでした。

心の制限(思い込み)をちょっと外してみたのです。
そうすると同じ読書時間なのに、月100冊があっさり月120冊に増えてしまいました。
自分で勝手に縛っていた心の制限を外しただけで20%アップ。

年1,000冊読み続ければ、何かが見えてくるはずだという予感があったのですが、今やそれは完全に確信に変わりました。
ならば年2,000冊ならどうなるのか?
ちょっと試(ため)してみたくなりました。

年2,000冊ということは月167冊。
要は月170冊読めば年2,000冊に十分届くということになります。
心の制約をちょっと外しただけで月100冊が120冊になったので、120冊が170冊になるのは訳(わけ)ないと思っています。

それにどちらにしろ大した経営は行っていないのだから(謙遜です)、勤務時間にも堂々と本を読んでもいいのではないかと画策しているところなのであります。
正直なところ、夜はあまり難しい本を読むにはふさわしくありません。

私にとって難しい本とは、法律や税金や経済学や会計学やIT関係や語学の本です。
これらのことを本気で勉強する時間を“やはり”どこかで取っていきたいと思うのです。

ウォーレン・バフェットが1日6時間本を読んでいるというのにも勇気づけられました。
私は昭和末期のバブル崩壊を体験した人間ですが、バブルやバブル崩壊が事前にわかっていたら、どれほど助かっていたかと思うのです。

将来や未来が見えたならば、商売は実に簡単。
それに比べれば不動産を一つ売る技術や能力なんて多寡が知れているわけです。
本を読めば、世界経済がどう動いていくのかが、手に取るように分かる気がするのです。

と、読書を正当化する理屈をいろいろと捏(こ)ねてみました。
果たして「宝塚のウォーレン・バフェット」になれるのかどうか、楽しみにしております。