「1万時間の法則」が簡単に

決して謙遜ではなく、自分のようにそんなに才能があるとは思えない者でも、継続していけば何らかの形が見えてくるのではないかと思うのです。

まさに「凡事継続」です。

1万時間の法則」というのがあり、何でも1万時間やれば突出した技能を修得できるというものです。

11時間の語学学習を30年間続ければ、簡単に1万時間を突破します。

11時間だと、そんなに努力感はいりません。

ただし毎日やる時間を決めておかないと、ついつい後回しになったり、忘れたりします。

私の場合は午後6時半から7時半を語学の時間に決めました。

旅行や会食のある日は仕方がないとして、これを30年間続けるわけです。

最近始めた「階段トレーニング」も意外に簡単に定着しました。

階段トレーニングと言っても階段をひたすら登ったり降りたりするだけなのですが、約100段もの階段に恵まれた建物に住んでいる人はそんなにいないはずで、この幸運を(感謝しながら)十分に享受しているところです。

この「階段トレーニング」も今から30年間続けるつもりで、そのために2つの原則を定めました。

それは「速く動こうとしない」と「回数を増やそうとしない」。

心臓にも腰にも負担をかけないユックリとした運動なら、95歳になってもできるはずです。

またゆったり動くと、瞑想状態に入っていきやすいのです。

100段の階段を10往復すると、汗ビッショリになりながら「あっ、もう終わりなのか」と気がつくことも少なくありません。

13時間の読書の効果は、30年待たなくても、いま既に存分に享受しています。

ただ、本を収納する場所だけが懸案事項なのであります。