ある経営コンサルタントの本を読みました。
会社が倒産する時、その経営者は例外なく4つの
「病気」にかかっているとのことです。
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「怠惰」、「傲慢」、「自堕落」、「無知」の4つ
です。
私もそういった時期があり、身につまされます。
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会社を始めた頃は、勤勉でなければどうしようも
なく「怠惰」からは程遠い状態です。
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ところが会社がうまく回り出すと、次第に手を
抜き始めるのです。
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子どもの頃からの私自身の人生を振り返ってみても、
結構「怠惰」の時期がありました。
そして怠惰が様々な問題を引き起こしていました。
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傲慢も「小成功者」が陥(おちい)る罠です。
態度が大きくなり、時間にルーズになり始めます。
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ちょっと上手く行きだした30代あたりが傲慢の魔に
つかまりやすく、人生の岐路でもあります。
(40代以降でも傲慢な人は論外、つまり話になりま
せん)
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おごり高ぶっていると、自堕落にもなりやすいの
です。
小成功した経営者が酒、異性、ギャンブルなどに
ハマっていくことがあり、冗談抜きにアル中の人
もいるのです。
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「無知」も極めて具合の悪い病巣です。
ちょっと勉強すればいくらでもよい方法があるのに、
十年一日の如く同じことを繰り返しているのです。
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いつまでも下請けのままで甘んじていたり、いくら
働いてもお金が残らなかったりするのは「無知」の
せいです。
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勉強すれば「無知」などからは簡単に脱却できるのに、
怠惰や傲慢や自堕落によって、勉強すらしないのです。