ウィーン・ブダペストへの旅 総括編①

今回の旅で痛感したのが、英語の重要性。
グローバル化が進み、英語が完全に世界の共通語になったことを肌身で感じました。
フランス語や中国語も重要かもしれませんが、「役立ち度」という意味では、英語とそれらの言葉とでは10対1ぐらいの差があるのではないでしょうか。

ウィーンやブタペストの人たちにとっては英語は母言ではありませんが、ホテルを始め観光業に従事している人たちは不自由なく英語を操ります。
ちょっと外国と関係がある職種であれば、英語が出来なければ話にならないのかもしれません。
また国際会議などでは、英語を理解しないと置いてきぼりであることは間違いありません。

こうなると「いい」とか「悪い」とかの問題ではなく、素直に英語を勉強するしか方法はないと腹を括(くく)るべきであります。
会社を経営しながら英語の本格的勉強は難しいかと問えば、それは会社の経営状態によると答えざるを得ないでしょう。
知的生活、もしくは知的生産が、私の人生後半戦のテーマでもあるので、私は英語の勉強に突き進もうと思っています。

心置きなく勉強するためには「累積経営」は不可欠です。
売上が毎月ゼロからスタートするような事業ではなく、一つ一つの仕事が積み上がっていき、安定収入をもたらすものが累積経営です。
不動産業でいうならば、仲介業は「ゼロからスタート」型ですが、管理業や賃貸オーナー業は「累積経営(事業)」です。
但し「累積経営」であっても、人手を多く要したり、借入れが多かったりすると、やっぱり勉強に没頭できないのです。
「人手のかからない累積経営」が知的生産のためには理想なのです。

私は街の不動産屋なので、ふだんの仕事では英語は全く必要ありません。
しかし、もう一段上のレベルの仕事を目指したり、自己実現を達成したりするためには、英語はどうしても必要だと感じています。
今回の旅行でも英語での旅行会話程度なら不自由しなかったのですが、私は今後「読む」英語に特化していきたいと考えています。
「話す」能力はいくらやってもネイティブに勝てませんが、「読む」能力なら努力次第でネイティブの上を行けると踏んでいるからです。