人手のかからない累積経営

私の「人生の第3ステージ」は知的生活を中心とした生き方にしようと思っているのですが、恒産や安定収入がなければ、安心して「知的生活」に集中できません。
また本業の方が、煩わしい人の管理や、対外的なクレームやトラブルへの対処で振り回されるようであれば、これまた集中できないわけです。

「人手のかからない累積経営」は、私の場合「知的生活」と一体となっているのです。
賃貸オーナー業や個人用倉庫業やマンスリーマンションやコインパーキングは比較的人手がかりません。
あるいは「人手がかかる部分はアウトソーシング出来る」とも言いかえることができます。

何の事業を選ぶかは、経営者との相性や会社の状況によって決めればいいのだと思います。
ただ、あれもこれもと手を出すのが一番いけないのではないでしょうか。
深く耕し、専門化する。
そうでなければ、たぶん今後は生き残るのが難しくなると思うのです。

まずは何らかの「人手のかからない累積事業」を選択する。
たぶんここが一番大切で、じっくり考えなければいけない部分だと思います。
あとは何がコアかを見極める。
コアの部分は自社の経営資源を集中するところで、ここは他社には任すことが出来ない部分です。
コア以外はアウトソーシング出来ないかを考えてみる。
アウトソーシング先は、その業務の専門家なので、自社よりも安く上手くこなすはずです。

例えばマンスリーマンションで考えてみた場合、営業マンを使って物件の仕入れをしていたのでは人件費がかかります。
不動産流通市場に出ている物件を「手数料を支払って」仕入れれば、営業マンはいらないわけです。
どの物件を仕入れるかの判断は重要なノウハウで、これはコア部分。
仕入れた物件に備品を備えていく作業はアウトソーシングで十分です。
マンスリーマンションの客付けは100%インターネットなので、反応の多いホームページに掲載しなければなりません。

マンスリー物件をポータルサイトにおカネを払って載せるのか、自社のホームページに掲載するのかを決めなければなりません(むろん、その両方に載せてもいいわけですが)。
自社のネットであれば、検索した時に1ページに載ることが極めて大切。
SEO対策が命となります。
利用者の退室でのチェックや清掃も、今は専門業者がこなしてくれるのでアウトソーシング
マンスリーマンションは少人数でやっていけるビジネスモデルと言えそうです。