不動産業を考える その6

今後当社の方針は、キャピタルゲイン狙いではなく、インカムゲイン
また労働集約型ではなく「人手のかからない累積経営」。
当社の場合、コインパーキングがそれに当たります。
コインパーキングは一種のロボットなので、数が増えたからと言って、人手を増やす必要はありません。

不動産業で人手に頼る事業は、今後は経営が難しくなっていくのではないでしょうか。
管理業でも、自社のコアの部分をはっきりさせ、アウトソーシング出来るものはアウトソーシング
何でもかんでも自社に取り組まずに、業務を出来るだけシンプルに、しかし深くしていくべきだと感じています。
仲介業だって、今後の主力はインターネット。
インターネットの活用の善し悪しが、業績を左右していくように思うのです。

また同じ管理業務であるならば「管理」側から、出来るだけ「オーナー」側に回りたいものです。
管理の場合は賃料の5%の収入。
しかしオーナーなら100%。
この差は歴然としています。
一朝一夕で簡単にオーナー側に回れるものではありませんが、そう思わなければそうなりません。
方向を決め、その方向で努力していくならば、時間はかかるかもしれないけれど、必ず実現するというのが宇宙の法則。
まず「思う」ことが大切なのです。

営業エリアの手を広げるのではなく、むしろ絞る方向へ。
ランチェスターの法則を逆手に取るならば、地域NO.1になるために、より多くの人件費や広告費を投入するのではなく「NO.1になれるところまで地域を絞るべき」というのがデフレ時代の正解ではないでしょうか。
狭域エリアだと仕事の効率が良くなります。
移動時間はけっして仕事ではないのです。
営業エリアは深く耕すべきなのです。