自社の経営を考える

社長業の一番の仕事は「次の一手を考える」ではないかと思います。
むろんトップセールスに長(た)けた営業型社長は、中小企業の場合どうしても必要なのですが、「今日の仕事」ばかりしていると「明日の会社」が疎(おろそ)かになってしまいます。
特に当社の場合は正に変革期にさしかかっており、真剣に「次の一手」を考えなければなりません。

明日の事業として「投資業」・「著述業」・「語学システム開発」を考えました。
これらは私自身ワクワクするもので、この方向で頑張っていこうと思うのですが、いかんせん、いずれも海のものとも山のものとも分かりません。
そこで既成の事業と「明日の事業」の繋(つな)ぎとして、コインパーキングの増強を考えています。

地域的には「宝塚市内限定」で縛りをかけたいと思っています。
集金、清掃、機械管理など、地域を限定した方が圧倒的に効率的です。
当社が目指しているのは「人手のかからない累積経営」なので、運営箇所が増えることにより、人手を増やさなければならないようでは意味がありません。
当社の人的能力を超える場合は、アウトソーシングを活用したいと思っています。

既存の事業で目指していこうと思うのは「店近での直物件の品ぞろえ」です。
「専任なくして契約なし」は売買仲介のポイント。
仲介も管理も「受託」が命であることは変わりません。
さすれば「いかに受託を得ていくか」だけに集中していけばいいのだと思います。
受託のためには「看板」、「チラシ」、「人脈」など、さまざまな方法があると思いますが、知恵を絞り、それを実行していかねばなりません。

ムリをしない経営をするためにも、コストダウンには手を緩(ゆる)めないようにしたいと思います。
固定費が低いと、経営がとても楽です。
当社は猛烈営業が体質に合わないので、それなりのやり方を工夫していかねばならないと思っています。