東京滞在初日に入れた予定は、あるシェアオフィスの見学です。
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そこは単に空間を貸すというだけでなく、メンバー通しの交流を促し、ビジネスチャンスを積極的に作っていこうというポリシーがあるところなのです。
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だいたいが「ビジネスの意識高い系」の人たちが集まっているので、仕組みづくりさえうまくやれば、お互いのビジネスが成立していく可能性が高いわけです。
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東京での拠点づくりに活用する人もいるし、中には本社ごと、そのオフィスの中に移転する会社もあると聞きました。
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私もよく東京へ出張しますが、単に東京に出てきただけでは、ビジネスのネタなんて拾えるわけがないのです。
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シェアオフィス見学のアポイントを朝10時に取っていました。
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見学とは言え、ひょっとしたら申し込みまでしてくる可能性があります。
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場所は日比谷の立派なビルでした。
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私も知っている外資系不動産ファンドなども入っており「こういうところで働いてみたいものだ」と思いました。
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いつものように少し早めに向かい、2階の受付でアポイントを取っている件を言うと、そのシェオフィスから来たメールを見せて欲しいとのことでした。
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メールは私のパソコンに入っており、パソコンを持ち歩いているわけではないので、いまメールを見せることはできない旨を言いました。
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「アポイントを取っているので、内線でつないでほしい」と言うと、内線は「ない」とのこと。
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いったい何のための受付かよくわかりません。
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こちらから担当者に直接電話してほしいと言われたのですが、あいにくケータイを忘れてきているのです。
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すると「親切にも」そこから歩いて5分ほどの公衆電話の場所を教えてくれました。
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最先端の民間のオフィスのはずなのに、旧態依然とした役所のように融通が利きません。
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仕方がないので、公衆電話まで行って電話すると、なんと留守電で担当者は出てきませんでした。
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これだけうまくいかないのだから「神さまがやめておきなさい」と言ってくださっていると解釈し、その日はスゴスゴと帰ってきたという次第です。
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少なくともブログのネタにはなり「めでたし、めでたし」でありました(どこがや!)。