さて「次の一手」は?

派手に事業を拡大していた人が、
あっという間に転落していく姿を幾度も見てきました。
他人事とも思えず、反面教師として
「どこが悪かったのだろう?」と「反省」し検証しています。

会社の具合が悪くなるのには色んな要因があるのですが、
究極の原因は、やはりその会社のトップの驕り(おごり)に
尽きるのではないでしょうか。

私も経営上の色々な問題に散々に苦労し、
有難いことに倒産もせずに今日までやってきました。
30数年間会社を経営してきて、
ようやく自分の進むべき方向が見えてきました。
やっと自分が願っていた経営体制や財務状態に
なることができました。

今でこそ「会社を大きくしてはならない」
ということをハッキリと認識しているのですが、
自分が会社を興した頃は、
そんなことは露ほども思いもしませんでした。

むしろ、会社を大きくすることに生きがいを感じ、
またそのためのいらぬ苦労を存分にしてきたというわけです。

人の問題で悩まない経営者なんて皆無だと思います。
ならば最初から少人数、もしくは1人で、
ビジネスをこなしていけばいいわけです。
人の問題に時間とエネルギーを使っている暇があるなら、
その分「より良い商品やサービスや業務」
に力を向けるべきだと、今の私は思っています。

私は「95歳までバリバリの現役」を目指しているし、
それに向けての自信も少しばかり持っています。
自分の習慣から昼食をなくしたのは大正解だったし、
来年から今後30年間の体力づくりのため、
水泳にも行こうと思っています。
(挫折するリスクがあるので、
今あまり大きな声では言いたく何のですが)。

「小さくても大儲けしている会社」が今の私の理想です。
特殊な技術で大ヒット商品をつくるなんて芸当は、
私には端(はな)からムリなので、
やはり不動産やお金自体に働いてもらう仕組みづくりを
していくべきだと思っています。

唐突なのですが、そのためにもある程度、
東京に軸足を移すべきではないかと、
密かに思っているところなのであります。