マンガの話

久しぶりに面白いマンガと出会いました。
『キングダム』というマンガで、中国の戦国時代から「秦」の国ができるまでの物語です(まだ続行中で完結していませんが)。
このマンガを通して「戦略」や「中国古代史」を学ぶことができ、その分野に俄然興味を持ち出しています。
主人公の少年が次第に力を得て「大将軍」に育っていくストーリー自体も大変面白く、それはそれで勉強になるのです。

私は本来フィクションが苦手で読めません。
マンガもフィクションの一つなので読めないはずなのですが、中には“ついつい”夢中になってしまうマンガもあるのです。
社会人になってから出会ったマンガに『ドラゴン桜』があります。
落ちこぼれの高校生が東大を受験する物語です。
このマンガによって「勉強の仕方」に興味を持ち出し、今なおそのような内容の本(マンガではなく)が出たら全部注文してしまいます。

ドラゴン桜』は三田紀房という人が作者なのですが、私は気に入った作者の本は全部読むというクセがあるので、同じ作者の『インベスターZ』も取り寄せて読みました。
これもまた実に面白く「投資」に対する知識や勘所をこの本から学び、株式投資への参考にさせてもらっているほどです。

また『かくかくしかじか』(東村アキコ作)が面白かったので、引き続いて『東京タラレバ娘』も読み、期待は全く裏切られませんでした。
弘兼憲史の「島耕作」シリーズも全部読み、そのままの流れで『黄昏流星群』シリーズへと移行しました。
物語性も抜群で、中高年の心理の勉強にもなりました。

私が学生時代に読んだマンガでの「ベスト3」は次の通りです。
まずは手塚治虫の『火の鳥』。
これを超えるマンガはちょっとないではないかと思えるほどの「永遠の傑作」だと思います。
そして白土三平の『忍者武芸帳』。
ちょっと時間がある時に第1巻を読み始めると、最後の巻まで止まらなくなるというのは、ちょうど映画の「七人の侍」を見始めると止まらなくなるというのに似ています。
最後の一つは『ゴルゴ13』シリーズ。
私が初めて『ゴルゴ13』を読んだのは学生時代なのに、それから40年以上経った今でも続いているというのは実に驚異でもあります。