語学が新しい世界を切り開く

四国の田舎で44歳からフランス語を勉強し始めた主婦の人がいます。
一途にフランス語に取り組んでいるうちに、大学でのフランス語講師の話が来たり、またEUの要人に会って話をしたりする機会が生まれました。
また四国をヨーロッパに紹介する仕事にも取り組むようになりました。

つまりフランス語によって人生がガラリと変わってきたのです。
もしフランス語をやっていなければ、田舎の主婦で終わっていたかもしれません(それが悪いと言っているわけではありませんが)。

また別の人の話ですが、夫のドイツ転勤についていき、せっかくだからとドイツ語を始め、今ではドイツ語の先生になっている人も知っています。
それぞれ「フランス語」や「ドイツ語」がキーとなり、新しい世界へのドアが開いたわけです。

私も街の不動産屋だったのが、英語やドイツ語やフランス語を勉強することにより、何か新しい世界が開けていきそうな予感がしています。
交友関係も変わっていきそうな気がしています。
日本でも畏友を何人か持っていますが、外国人でもそんな友が持てればうれしいですね。

私の「妄想」では、2020年東京オリンピックの開会式で、一番値段が高いシートに座っている自分がいます。
その時の私は5か国語がペラペラになっています。
5か国語とは、英語とドイツ語とフランス語と中国語、そして日本語です。
この妄想は実は私の腹にスコンと落ちていて、何の違和感もありません。
従って多分実現していると思うのです。

また「自分は語学の天才だ!」という錯覚を自分自信に思い込ませることに成功しました。
結果、どうなったかというと、ちょっとした空き時間があれば語学のCDを聞きだすのです。
これが苦痛ではなく、心底楽しいのです。
洗面や入浴に使う時間は、常にCDを聞いています。

CDを何度も聞いているうちに、ところどころのフレーズは暗記してしまいました。
わざわざ勉強のため机に座るのではなくて、いわば「時間コスト」ゼロなのがうれしいですね。
もし「自分は語学の天才だ!」という錯覚がなければ、風呂にまで(防滴)CDプレーヤーを持ちこむようなことはしないと思うのです。
冗談のように始めたフランス語ですが、今後の人生を大きく回転させるパワーをどうも持っているようなのです。