未来志向で過去を捨て去る

過去の成功体験も後悔体験もすべて捨てて、ここらでもう一度生まれ変わりたいと思うのです。
生まれ変わるということは、今までの「思い込み」もすべて捨て去るということです。
ここ数年で付き合う友人たちも随分変わってきました。
驕(おご)り高ぶって言うのではなく、向上もしくは成長しない友人たちとは波長が合わなくなってしまうのです。

今は少数の尊敬できる友人たちとの交流があります。
かつては人脈を増やすべく、さまざまな勉強会や異業種交流会や地元の会合に参加していました。
むろん、商売に少しでも役立たせようと思って、毎晩のように出かけていたわけですが、それがビジネスにつながったかどうかは極めて疑問です。

毎晩出かけると、体力も時間もお金も使います。
今から思えば、膨大なエネルギーに対する成果はほぼゼロだったのではないでしょうか。
それどころか、逆に心根の悪い人と付き合えば、知らず知らずの内に自分の心まで穢(けが)れてくるのです。

先日、ある経営コンサルタントの人に来てもらったのですが、その前に書かなければいけないワークシートがありました。
その中に「あなたが理想とする経営者像は?」という項目があったのですが、さんざん考えたあげく「今の自分」と書きました。

このブログも、不動産業界にいてその名前を知らなければモグリだといわれるような、大物の方が2人も読んでおられることを偶然知りました。
セミナーの講演テープをクルマの中で聴いていて、私のことを(いい意味で)それぞれ別の講師が話しているのを聞いた経験が3回もあります。
ということは、今の自分は「結構いい線行ってるじゃん!」となるわけです。

学生時代から今のようなポジティブ・シンキング(前向き思考)ができていたならば、当時の3倍くらい勉強していたと思います。
体育会柔道部に所属していましたが、柔道だってもっと強くなっていたと思うのです。
が、もう過去は戻って来ません。

もっと言えば、大学を卒業してから40年ほど経つのですが、悪戦苦闘してきたビジネス体験自体が膨大なムダだったのではないかという気さえするのです。
不労所得の大切さに最初から気づき、また本を今ほど読んでいれば、かなり状況が違ってきていたと思うのです。

が、それだってもう取り返しがつかない過去のこと。
過去のことは捨て去ることにしたので、もういいのです。
幸い95歳までバリバリの現役で働くことにしたので、まだ30年も「前向きに」立派に働くことができるのです。
これからは後悔しないようにやっていきたいとも思っています。