午後8時半ごろから書斎にこもって12時ごろまで読書タイムとなるわけですが、それを過ぎると「時間切れ」となります。
そこで6冊ほどの本が読めていれば“まあまあ”満足なのですが、それ以下だとちょっと残念なのです。
昨日も結構調子よく読んでいたのですが、結局4冊でもってタイムアウトとなりました。
ただし4冊すべてがAA評価の本だったので、内容的には満足です。
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昨日読んだ本の中には、現役のシステム会社社長が書いた本があり、その人も私と同じような失敗をしていて、身につまされる思いで読みました。
その人は会社を起業したものの、段々と会社の業績が下降線を描くようになり、30歳の時にはかなりピンチになったようです。
「30歳で『ノリ弁当』も買えない自分って一体何なんだ!?」と落ち込んだとのこと。
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いよいよ行き詰まり、やけっぱちで図書館へ行き本を読み出したのだそうです。
しかし最初は何を読んだらいいのかもわからない状態だったとのこと。
やがてビジネス書などをポツポツと読み始めると、自分が失敗した原因がすべて書いてあったそうです。
「最初からそう言った本を読んでいれば、みすみすムダな時間を使わなくってよかったのに!」というのが反省点であったわけです。
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本も読まないのに打つ手がすべて当たるという人もいたり、動物的なカンで金儲けの嗅覚に優れたりする人がいるので困るのですが、概ね本をよく読む経営者は失敗する確率が少ないと言えるのではないかと思います。
しかしながら、P/L経営は本を読まなくても出来るけれど、B/S経営は本を読まないと難しいと言っても、そう間違いではないように思います。
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「人生で大切なことはすべて本で学んだ」という人も多いのではないかと思います(私もその一人です)。
世の中にはどう足掻(あが)いてもスゴすぎて勝てない経営者がいるのですが、そんな人にも私は読書量だけは負けてはいません。
つまり読書は私のナンバーワン得意技であり、もうこれを貫くしかないと思うのです。
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私は夜ネオン街に足を踏み入れることもないし、ゴルフやマージャンもしません。
自分の小遣いのすべてを本代に注ぎ込むことが出来るのです。
また大学図書館と同じ電動書庫を備えたプライベートライブラリーも持っているので、当面読んだ本を収納する場所にも困りません。
これだけ条件に恵まれているのに、本を読まないわけにはいかないのです。
1日の半分ぐらいは本を読んでいる生活が私の理想でもあります。