読書の道を究めていく

私の読む本の著者は圧倒的に男性が多いのですが、女性の著者の中にも評価「AA」の本を書く方は当然おられます。
そういう時はフェイスブックで名前を検索し、もし見つけたら「友達リクエスト」を送るようにしています。
今まで友達リクエストを拒否されたことは一度もなく、何人かの女性著者とフェイスブックでつながっているのです。

私はノンフィクションしか読めないので、これだけ本を読んでいるのに、最近の小説の作家の名前を案外知りません。
小説を読むのは学生時代までで、社会人になるともっと実務的な本を読む必要に駆られ、フィクションを途端に読まなくなってしまいます。
昔の歌手の名前は知っているけれど、最近の歌手はとんと知らないといったのと同じ現象が、本の世界でも私の中で起こっています。

私にとってどんな著者の本が面白いかには、ある傾向性があるのです。
やはり人気のエコノミストや実力のある経営実務家の本は面白いですね。
逆に面白くないほうで言うと、大学教授が書いた本は詰まらないのが多いように思います。
昔は早稲田出身者の本が面白い確率が高かったのですが、最近は慶応出身者のほうが面白い本に出会う確率が高いのも一つの傾向です。

本業の不動産業に関して言うと、抜群に「面白くて為になる」本を書く人が何人かいます。
半分以上は私が直接に知っている人でもあります。
30年以上前からの知り合いで、同じような規模の不動産店を経営していた人がいます。
その人も勉強熱心で、お互いに本を出す競争をしていたのですが、今はその人は21冊ほどの出版で、私は13冊。
ちょっと差が出てしまいました。
しかしまだまだ挽回のチャンスはあると思っています。

本などほとんど読まないで、優秀な企業を経営したり、お金儲けが上手かったりする人も少なくありません。
会社経営している者が、読書に過剰な時間を費やしていていいのだろうかという疑問が常に自分の中にありました。
しかしウォーレン・バフェットが1日6時間も本を読んでいるとの情報を得て、意を強くしたことがあります。

「本ばかり読んでいてはいけない」という自分で勝手にこしらえた変な縛りを解いてからは、読書の量が飛躍的に伸びました。
数字で言うと、年千冊が2千冊になったのです。
人は人、自分は自分の道があるはずです。
私は仕事もしながら、読書の道を究めていこうと思います。