語学はオモロイ

語学というのは、自分で勉強できそうで中々できないのです。
私はNHKラジオ英会話を20年間聞き続けた経験があります。
これだって朝起きたら、まだ「ぼうっ」としている間にラジオの前に座るという習慣によって、かろうじて継続に成功したものです。
生活の変化があり、夜に聞くようにしたのですが、やはり続きませんでした。

ラジオ英会話を自分の語学学習の核として、そのほかに色々な勉強方法を取り入れないと、そうそう実力アップとはなりません。
しかしちょっと仕事や用事が入ってくると、もう語学なんて後回しとなります。
英会話力を上げるには、やっぱりスクールへ通うのがベストです。

ラジオ英会話が挫折した後、私は会社と同じビルに入っている英会話スクールに行くことにしました。
エレベータで上に上がるだけで行けるので、通学時間は3分。
これが長続きの勝因でありました。
この英会話スクールには15年間通いました。

語学の実力は努力と並行して上がっていくものではありません。
長い間努力していたのが、ある日突然顕在化するのです。
海外留学した人が口をそろえて言う現象が「ある日突然、まわりの人たちが言っていることが分かり出した」であります。

ドイツ語も週に1回スクールに行っていました。
勉強仲間も出来たりして、それなりに楽しかったのです。
この時のドイツ語仲間で、50歳代からドイツ語を始め、瞬く間にマスターした人が3人もいました。
3人とも女性で、しかも普通の主婦でした。

実際にそういった事例を自分の目で見ているので「語学はいくつからでも始められ、いくつからでもマスターできる」と確信を持って言えるのです。
106歳で亡くなられた磤地三郎さんなどは、90歳代から学びだした韓国語や中国語を使って、現地で講演までされているのです。

英語やドイツ語スクールは、それぞれ15年ほど続いたのですが、不思議なことに、これまた「ある日突然」行くのが苦痛になってしまったのです。
心の中でポキッと折れた感じがしました。
が、語学への情熱は十分にあるのです。
そこでインターネットを使ったウェブレッスンを選んだというわけです。

今のところ英語、ドイツ語とも週2日ずつですが、極めて機嫌よく続けています。
ドイツ語のほうは「アーウー」とたどたどしくて、ちょっとストレスなのですが、英語は結構自由自在に話せるようになり、逆にストレス解消になっていることに先日気がついたのです。