本を読んでいて「北極老人」なる謎の人物を知りました。
北極老人は塾の経営者であり先生だったようですが、その教え子たちが様々な本を書いているのです。
教え子たちは多分30代で、まだ若い人たちです。
宗教家もいれば教育者もいます。
また毛色の変わったところで言えば料理研究家もいるのです。
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北極老人が教えていた学習塾は、レベルの低い状態で入塾したとしても、国公立や有名私学に合格させてしまいます。
塾生だけでなく、人生相談に来る人も多く、教え子たちの本を読むと一種のスーパーマンのようなのです。
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北極老人は時として、来た人に料理を出して迎えることもあるそうです。
北極老人が作った“おにぎり”を食べた若い女の子は、あまりの美味しさに思わず泣いてしまったとのこと。
「ほら、お米と水と塩だけで、人をこれだけ幸せにしてしまえるんだよ」と北極老人。
その女の子は後に料理の世界に入り、今ではお店も持っています(関西にあるので、私も一度行ってみようと思っています)。
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北極老人については教え子たちの本を通じてしか分からないのですが、断片的にいくつかのことが明確になっています。
例えば、北極老人の自宅はいつも見事なほど掃除が行き届いているということ。
北極老人はすべての受験科目を一人で教えていたこと(英語、国語、数学、古文、物理、化学等々)。
占いを究(きわ)め、若いときは占いで生計を立てていたこと。
北極老人自身が大学受験生の時は、ほとんどの模擬試験で全国1位だったこと。
神道にも造詣(ぞうけい)が深いこと。
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そして本もよく読んでいて、朝にコーヒーを飲みながら1冊、お昼も1冊、夜にまとめて8冊ほど読むとのこと。
これだけの人でも大量に本を読み続けていることを知り、ちょっとうれしかったですね。
私は年千冊の本を読破したころから、何かしら自分が一段突き抜けた気がしたのですが、もっと高い境地に達しようと思ったら、やっぱり1日10冊ぐらいの本を読むべきなのですね。
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事業家や経営者がそんなに本を読んでいたら仕事に差し支えてよくないと思いますが、幸い私は投資家に変身することを先日決断しました。
投資家はいくら本を読んでもいいのです。
というか、大量の本を読まないと投資家としては成功しないのです。
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大川隆法さんも年2,500冊から3,000冊の本を読んでいると書いてありました。
霊能力では勝ちようがないので、せめてこの世的な努力の面だけでも負けないようにしたいと思っています。
もうこれで私の読書を遮(さえぎ)る心理的障害はすべてなくなりました。
腹を据えて読んでいこうと思うのです。