以前に「これからやる事業の条件」を考えたことがあります。
それは次の通りです。
① ワクワクするもの
② 人手がかからないもの
③ 世界一を目指せるもの
④ 高収益が見込めるもの
⑤ 世の中の役に立つもの
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ワクワクしないものを、これから始めるのはちょっとキツイのです。
一倉定先生も「社長がピンとこないものはやってはいけない」とおっしゃっていました。
事業が大きくなるにつれ人手がかかるものも、あまりやりたくないですね。
人の管理ばかりに時間がかかり、自分が本当にやりたいことが出来なくなってしまいます。
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経営者の中には「いかに多くの雇用を生み出せるか」ということを目標にしたり、「いかに大きな会社にするか」を自分の夢として持っていたりする人もいますが、それはそれで立派なこと。
が、私はちょっと路線が違います。
何度も何度も挫折を繰り返し、ようやく自分の進むべき道が見えてきました。
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本業の不動産業ではコインパーキングを運営していますが、これなど一種のロボットであって、数を増やしたからと言って人を増やす必要はありません(メンテナンスはアウトソーシングしています)。
それに対して管理や仲介は、どうしても「人力」が不可欠でもあります。
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と、ここまで書いて「次の事業は『デグチ・メソッド』しかないという気になってきました。
デグチ・メソッドは一種の「モチベーション・アップ」の方法なので、本気になって研究すれば世界一だって狙えると思うのです。
やる気に満ちた人が少しでも増えていけば、それだけ日本の国力が上がるというもの。
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わずか200年の歴史しかないアメリカが世界一になった理由は「ポジティブ・シンキング」が人々の間に普及したからだと思うのです。
アメリカの前はイギリスが世界一の国でしたが、その根底にはサムエル・スマイルズの『セルフ・ヘルプ』のような考え方が社会に浸透していたからに違いありません。
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デグチ・メソッドは「世の中に役に立つ」ことは間違いないのですが、どうすれば「高収益が見込める」のかのビジネスモデルはイメージできていません。
が、利益は後からついてくるもの。
この際、突き進んでいくのみです。