コインパーキングの勉強

5年前に仙台でコインパーキング事業を立ち上げ、今や100ヶ所以上のコインパーキングを運営している会社があります。
そこの社長をずっと以前から知っていて、今回は食事を一緒にしながらジックリとお話を聞いてきました。

その人は私よりも20歳以上年下なのですが、私はとても尊敬しています。
100ヶ所以上の運営コインパーキングを持ちながら、会社のスタッフは社長を含めてわずか3人なのです。
営業はすべて社長がやり、あとの2人はメンテナンス担当です。

収入は多いのに固定費が少なく、私が目指す理想の会社像です。
社長自身も「やり手」とか「凄腕」とかいった印象はなく、極めて謙虚で好感が持てる人柄です。
朝8時半ごろから仕事を始め、夕方5時には仕事を終えるそうです。

それでいて毎月2件以上コインパーキングを増やしていっているので、相当効率のいい営業スタイルであることは間違いがありません。
見込み客を回っていると、ハッと気がついたら昼食もとらずに夕方近くになっていたということが多く、今では意図してお昼を抜いているのだそうです。

この人の場合、朝もコーヒーだけで、食事は1日1食とのこと(これも私の理想です)。
残業を一切せずに、これだけの好業績を上げているわけで、これもスゴイことだと思います。

こういう人と接していると、もうそれだけでエネルギーをいただけ、会食が終わった頃には私の「やる気」に火がつき、やる気満々状態でありました。
こういった人との交友関係こそ「人生の宝物」に違いありません。

土地を借りてのコインパーキング事業には強力な営業力が必要です。
コインパーキング事業においては、当社には営業担当がいません。
その代わり土地を自社で購入して、コインパーキングとして運用するビジネスモデルを採用しています。

この場合、数は増えないけれど、安定した収益が見込めるといったメリットがあります。
このままコインパーキングを少しずつ増やしていくというのも一つの方法です。
が、その安定した収益をもとにして「次の一手」を、じっくりと探してみようとも思っています。

当社の場合、人手が少なくてすみ、営業力に頼らなくていい事業がいいわけです(と言うか、それしかできない)。
今は収益の柱となっているコインパーキングだって、20年以上も前に情報のアンテナを張っていたからこそ、始めることができたのです。
次の時代を模索する勉強はワクワクします。