日経ヴェリタスに「『無人+貸す』不動産運用」という記事が載っていました。
書かれていたのは「コインランドリー」と「コインパーキング」と「トランクルーム」の3つです。
3つとも人手がほとんどいらない投資型フランチャイズであり、事業というより投資の要素の方が強いように思います。
当社の場合は、そういった投資自体を事業にしており「不動産投資会社」と呼ぶのが適切かもしれません。
不動産投資でも「安く買って高く売る」キャピタルゲイン狙いと、「月々の一定の収入」を目指すインカムゲインとがあります。
私の観察では、キャピタルゲインを狙う人とインカムゲインを目指す人とでは性格からして違っているように思います。
当社は長い間「街の不動産屋」をやっていました。
その間に“ちょこちょこ”とコインパーキングを増やしてきており、その収入が一定規模以上になっていたおかげで、既存の業務から撤退し、コインパーキング専業へと移行できました。
もしコインパーキングの安定した収入がなければ、撤退という決断はゼッタイできなかったと思います。
切羽詰まった状態で「次の一手」を打とうとすると、たいてい失敗し、傷口を大きくしてしまうケースが多いのですが、足元の明るいうちに探す「次の一手」は余裕があるぶん成功しやすいようにも思います。
コインパーキング以外の「次の一手」を一生懸命探した結果、コインランドリーに行きつきました。
スーパーなどのショッピングモールの駐車場の一角で営業し、ショッピングの間に洗濯してもらうというコンセプトです。
いずれにせよシンプルビジネス。
シンプルライフにしてお金を貯めて、次の収益物件に投資するというシンプルビジネスなのです。