私は長い間、売買仲介や不動産管理を行ってきた不動産実務家でした。
が、ここ10年ほどの間に「不動産オーナー業」や「不動産運営業」や「個人投資家」に移行していっています。
不動産オーナー業では、レジデンスや店舗から賃貸収入を得ています。
不動産運営業では、コインパーキングやコインランドリーの運営を行っています。
ただしコインランドリーでは、一切合切を管理会社に任せているので、一種の投資といってもいいかもしれません。
個人投資家としては不動産と株に投資(他の投資は一切行いません)。
どちらもインカムゲインがメインで、キャピタルゲインは狙っていません。
とは言え、株価の上がり下がりはどうしても気になってしまいます。
かつて保有株が大幅に値下がりしたときがあり、損切りして多大な損を出したことがあります。
損切りしたときの感想は「これでスッキリした」というものでした。
確かに計算上は大きな損だったのですが、実際上は売ったお金が入ってくるし、損したのは「過去の自分」であって「今の自分」ではないからです。
損切りというのは、思っているほど痛手にはならないということを、その時に悟りました。
が、仮にそれらの株を売らずに、今でも持っていたとしたら、逆に大きな含み益が出ているのです(とは言え、また株価は下がるかもしれませんが)。
と言うことは、株価の上がり下がりをまったく気にせず、一度買ったら、そのこと自体を忘れてしまうぐらいでいいのではないかという気がしてきました。
ボーッとしながら、配当をセッセともらう投資方式が、私には似合っているようです。