フランクフルトへの旅 その8

午前中じっくりと書店で過ごすという目論見が消え、さてどうしようかと困りました。
とりあえずフランクフルト駅に行くことにし、そこで列車に乗ってほかの街へ行くのもいいではないかと考えました。
フランクフルト駅からは本当に様々な方面への列車が出ているのです。

国際列車も当然あり、例えば「パリ行き」もありました。
パリ行きに乗ってもよかったのですが「ドイツへ来てパリはないだろう」という気持ちもあり、別の列車へ。
私が選んだのは「フランクフルト空港行き」の電車です。
あの巨大なフランクフルト空港を、一度ジックリと調べてみたいという気持ちが以前からずっとあったからです。

ヨーロッパの自動販売機で乗車券を買うのは実に苦手なのですが、今回は簡単に購入することが出来ました。
空港まで4ユーロ35セントでありました。
ドルも1ドル100円ぐらいが生活実感ですが、ユーロも1ユーロ100円というのがかなりピッタリ来ます。
そういう意味では今の140円はユーロ高(円安)過ぎるのかもしれません。

電車が動き出してすぐに検察が来ました。
私服の中年の普通のオバさんでした。
ドイツの駅には改札がなく誰でも列車に乗れる分、検察に力を入れているのでしょう。
それにしても私服の検察官とは驚きました。

空港で一番知りたかったのは、直結するホテルの様子。
インターネットで調べるとシェラトンヒルトンがあり、シェラトンへ行ってきました。
かなりまともなホテルで、レストランも良さそうです。

飛行機に12時間近く乗るとヘトヘトになります。
そこから乗り換えでまた飛行機というのは、かなりつらいわけです。
空港に隣接した、歩いて向かえるホテルを利用する価値は、かなりありそうなのです。

ましてやフランクフルトは交通の要衝。
フランクフルトで1泊し、翌日飛行機に乗るなり、列車に乗るなりして、目的地に向かうという作戦が取れます。
またフランクフルトをベースにし、フランクフルトから飛行機に乗って他の都市に行き、日帰りで帰ってきてもいいわけです。