台湾を美しくする会に参加して

「2012年・台湾を美しくする会・10周年記念大会」のことを振り返りたいと思います。
普段から日本各地でも「掃除の会」が催されているのですが、当社の営業日である土曜・日曜日で開催されることが多いので、私はほとんど参加したことがありません。
なのに、今回何かに取りつかれたように申し込んでしまいました。
夜、たまに「躁」状態になることがあるので、その勢いで申込みのファックスをしてしまったのかもしれません。

10周年記念大会は4月21日(土)・22日(日)で行われました。
21日の午後3時からのセミナーとそのあとの懇親会。
次の日は朝から小学校の掃除で、午前中に終了の予定でありました。
1泊2日で参加しようと思ったのですが、さすがにちょっと”もったいない”気がし、前日にもう一日付け加えました(おかげで「国父記念館」と「台北101」と「信義誠品書店」に行くことが出来ました)。

私が宿泊した「パークハイアット台北」から、初日の会場へはタクシーで30分ほど。
けっこう遠かったのですが、高速道路からの風景や下町の情景を見ることが出来ました。
台湾のタクシー代は日本と比べると3分の1ぐらいの感覚です(物価や給与も3分の1ぐらいなのでバランスが取れているとも言えます)。

講演会の方は通訳が入っていたこともあり、もう一つピンときませんでした。
会場で鍵山秀三郎先生のお姿を拝見し、ご挨拶もしたのですが、その他の人は全く知らぬ人ばかり。
懇親会は円卓がズラリと並んだ会場でした。
あらかじめ座るテーブルが決められていたので助かりました。
料理は中華料理。
ひとテーブル8人ほどのうち、日本人が5名、通訳を兼ねた台湾の人たちが3名ほどでした。

台湾まで来て掃除をしようという変わり者、もとい、志の高い人たちなので、懇親会ではすぐに打ち解けることが出来ました。
懇親会はけっこう盛り上がり面白かったのであります。
もともと台湾は親日で有名ですが、この会場の親日度は相当なものでした。

私など熱気に当てられ「日本と台湾は一つの国になってもいいのではないか」と思ったぐらいです。
そうすると経済的、軍事的にグンとパワーアップします。
同じテーブルの台湾大学出身のエリートの若い人にそれを言うと「自分もそう思う」とのことでした。
ちなみに「日台連合国」の大統領は李登輝先生がいいのではないかと思います

次の日は掃除の実践日。
会場となる小学校のグランドには600名ほどが集まりました。
台湾人500名、日本人100名です。
正直言うと、掃除を始めるまでの儀式が長すぎるような気がしました。
また私たちの班はトイレを担当したのですが、人数が多すぎたようで、いつも自分がやっているような効率的な掃除が出来ず、ちょっとストレスがたまりました。
会社で掃除する時の5倍ぐらい疲れました。

しかしながら、これだけの会を運営しようと思ったら、よほど周到な準備がされたのではないかと思います。
今度の会では徹頭徹尾、台湾の人たちの心づかいを感じました。
台湾の人たちとの連帯感にも感動しました。
鍵山秀三郎先生が一人で始められた掃除が、海を越えてこんなにも盛大な会に発展していることにも感銘を覚えました。
次回も機会があれば参加したいと思います。
次回は懇親会だけ参加…というわけにはいかないでしょうねぇ、きっと。