次回「一世塾」の課題「私の業界はこうなる⇒わが社の対応」を考えていきたいと思います。
不動産業界には、大きく分けて5つの分野があります。
「分譲」・「仲介」・「管理」・「賃貸(オーナー業)」・「コンサルティング」の5つです。
同じ不動産を扱うにしても、それぞれかなり性格が違ってきます。
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分譲は景気の影響を受けやすく、また在庫が経営の足を引っ張り、ひじょうにリスキーな事業ではないでしょうか。
早い話がマンションデベロッパーを観察していても、勢いづいて拡大路線を取ったところから倒産しています。
ふつうナンバーワンの会社は最後まで倒産せずに残るものですが、マンションデベロッパーに関しては供給量NO.1となったあと、3年から5年ほどして倒産というパターンがよく見られるのです。
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ということはビジネスモデル自体に、倒産へのDNAが組み込まれていると言っていいのではないでしょうか。
さすがに財閥系デベロッパーは安泰なのですが、それ以外のマンションデベロッパーの株など買うものではないと思うほどです。
ブームの時はイケイケドンドン。
が、いったんブームが去ると、あっという間に消え去る会社が実に多いのです。
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マンションデベロッパーの業務は、マンション用地を探してきて、資金を調達し、マンションを建設し、そして販売という作業。
マンションがよく売れ出すと競争して土地の仕入れをしなければならず、高値での仕入れに。
仕入れた土地にマンションを建築し、完成した頃に不景気に突入。
そして資金繰りが悪化し、倒産。
傍から見ていると、倒産へ向かって一生懸命頑張っている感じすらします。
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分譲事業というのは案外少人数で出来るのです。
資金調達のところだけは、さすがにアウトソーシング出来ないと思うのですが、その他の業務は全部アウトソーシングO.K.
もしごく少人数でマンションデベロッパーを運営していくならば、固定費が少ないので具合の悪い市況の時は「休む」ことが出来ます。
株と同じで「買う」・「売る」・「休む」が必要なのです。
社員の給与を払うために「休む」ことが出来ないと、ひたすら倒産に向かって走りまわるということになりかねません。