時間との戦い

毎日が時間との戦いであるならば「人生の本筋」のみに集中し、余計なことをカットする必要があります。
「人生の本筋」とは、それに打ち込んでいっても後悔がないもの。
例え「余命3カ月」であっても、打ち込んでいくもの。
私の場合は仕事と知的生活。

自分が価値を認めないことにまで時間を費やせるほど、人生は長くはないのです。
コスト削減は会社の経営では常に考えておかなければならない課題ですが、「ムダな時間削減」も毎日の生活において、常に意識しておかなければいけないことなのです。
部屋の片づけも大切なのですが、ここは一つ生活の片づけを行いたいと思うのです。

バブルの頃は30ぐらいの会に入会していました。
勉強会もあれば単なる「おつき合いの会」もありました。
会費が月1万円だとすると、もうそれだけで月30万円。
月1回の会合だとすると、毎日何かに出ていることになります。

今はもうこんなにたくさんの会には入っていないのですが、それでもまだ絞ってもいいかもしれません。
辞めにくい会もあるのですが、やっぱり「断る勇気」が必要だと思うのです。
自分にとって核となる会は、不動産業界の「ウィナーズ倶楽部」と「KGリアルターズクラブ」。
そして異業種の「一世塾」です。

会というのはたくさん入っているから勉強になったり人脈が広がったりするというものではなく、やはり「入るならキッチリ参加していく」、そして「あまり参加しないのなら辞める」とメリハリをつけるべきだと思います。
時間的にも精神的にも会費的にも負担になるものは、辞める決断をすべきだと思っています。

いずれにせよ「生活のシンプル化」は今後の人生において避けて通れない課題です。
生活だけでなく、事業も人生も。
モノであふれかえった部屋は、けっして豊かな空間と言えないように、ごちゃごちゃと訳の分からないことで時間をいっぱいにしてしまうと「いい人生」になりようがありません。

大事なものと“そうでない”ものとを分ける智恵と、大事でないものを捨てる勇気を持ちたいものです。
そして大事なものに集中。
人生の後半戦は時間との戦いなのです。