私は地元の私立学校出身なのですが、その出身者で不動産業界に従事している人たちの会に「KGリアルターズクラブ」というのがあります。
今は会員が400名ほどもいて、活動も活発で、同窓会公認団体の中でも、量質ともにナンバーワンであることは間違いがありません。
もともとは私と、もう一人の人とで作った会なのです。
私自身も長い間事務局をやっていたのですが、バブル崩壊でそれどころでなくなり、ほかの人に委ねることになりました。
それ以降、会は多少の紆余曲折はあったものの、大発展するようになりました。
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先日、その中の5名ほどの仲間との会食。
ちょっと声をかけて集めてもらったのです。
面識はあったけれど、今まで親しく話したことがなかったという人もいたのですが、同じ学校出身という”よしみ”で最初から鎧兜を脱いで話ができるのはありがたいことです。
いつも宝塚にこもって仕事をしているので、大企業の人や、不動産業でも他の分野の人の話を聞くのは非常に勉強になります。
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私は「95歳までバリバリの現役で働く」と決めているわけですが、そうすると自分と同じ世代の人たちは早々に消えていくわけです。
その時に自分より若い仲間と「お友達」でなければ、話す相手がいなくなるのです。
今回も「若い優秀な人たちと話して刺激を受けたいので、何人か集めてほしい」とお願いして実現したものです。
会費は徴収するのですが、足らない分は私が出すことにしました。
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こういうお金の出し方は、実に有意義だと思います。
自分の日程に合わせてもらえるし、ふだん会わないような人たちともゆっくり話ができるし、美味しいものが食べられるし、言うことないのです。
年上や同じような年齢の人たちに食事を奢(おご)るのは僭越(せんえつ)な気がしますが、後輩たちなら奢るほうにも奢られるほうにも、お互いに違和感がありません。
ということで、話の内容、食事の内容ともに極めて満足だったのであります。