年下の友人

「仕事ができて性格もいい」40代を中心とした人たちとお付き合いすると、こちらまでポジティブになり、やる気に満ちてきます。
おまけに相手が経済的にも豊かだと、こちらも変に気を使わずに「贅沢」な話が出来るのはありがたいですね。

私は還暦を1年過ぎてしまっているので、下手すると20歳も年下の人たちと一緒に食事をしてワイワイ騒いでいるわけです。
私の方は年齢差のバリアは全く感じないのですが、相手にとってもそんなに違和感はないようで、年下の友人がたくさんいるのは心強い限りです。
私自身、見かけも中身も、もっともっと若くなるように努力したいと思うのです。

年上や同年輩の友人だと寿命というのがあるので、これからは少なくなる一方で、増えるということはありません。
そういった意味でも年下の友人たちを確保していかないと、これからさき孤独になる懸念があります。
私より20歳も年下だけど、私より遥(はる)かに優秀だという人は“やはり”いるもので、そういった友人には一目置いたり尊敬したりしています。

「KGリアルターズクラブ」という、不動産業に従事している同窓の会があります。
私が20年前に作った会なのですが、今は私の手を離れ(私も一会員として所属しています)、会員数400名にもなり、非常に活発な活動をしています。
個人創業した会社が自分の手を離れ、上場企業にまで発展したような感じです。

その会の中で「仕事ができて性格もいい」40代・50代の人たちを何人か選んで、私がご馳走する機会を設けるようにしました。
これなど「友情をお金で買う」といった感じがしないでもないのですが、そうでもしないと年下の優秀な人たちとの接点は得られにくいのです。
その会で私は「やる気」と刺激と情報と友情を得ようと欲張っているわけです。

友人というのは、自分が精神的・経済的に成長していくにつれ、どんどん変わっていくものなのですね。
学生時代の友人で、いまだに「たまに会って話す」程度の付き合いがあるのは、極めて限られてきます。
同じように頑張っている人でないと、話が合わなくなってくるからです。

還暦になった特典として「もう嫌な仕事はしなくていい」というのがあります。
また「気が合わない人とはムリにお付き合いしなくていい」というのもあります。
自分のまわりのモノは「上質なものを少数持つ」というのが生活の基本になってきたのですが、友人も段々とそうなって来たようです。