ロボット見学

同じ学校の出身者で、不動産業に従事している人
たちの会を30年ほど前に立ち上げました。

10年ほど事務局もやっていたのですが、バブル崩
壊でそれどころではなくなり、ほかの人にかわっ
てもらいました。

その後、徐々に会員も増えだし、今や400名を超え
るメンバーの会に成長しています。

そればかりか、他校の同じような組織との交流も
始まり、私自身も他校出身の色んな人と知り合う
ことができました。

私にとっては、自分がやってきた家内工業が、自
分の手を離れ、遂には上場したといった感じがあ
ります。

その会は、たまに勉強会なども行っているのです
が、久々に参加してきました。

あまりご無沙汰していると、会に顔を出しても知
っている人が少なくなり、そうすると余計に足が
遠のきます。

今の私が”ちょっと”そういう状況だったのですが、
今回の勉強会のテーマが「ロボット」で、大手の
Dハウスが実際に取り組んでいる実例を見ること
ができるので参加してきました。

どういうロボットがあるかと言うと、例えば床下
の調査は、以前は人が匍匐(ほふく)前進で埃
(ほこり)まみれになりながらやっていたのです
が、それに代わる機械が「狭小空間点検ロボット」
として実際に市販されています。

その機械自体はDハウスが自社で開発したもので
すが、今では他の住宅メーカーも使っているとの
こと。

ただし最強ライバルのSハウスだけは一切使って
おらず、その話を聞いた時はちょっと笑ってしま
いました。

ほかには介護施設で活躍するロボットも多く、ベ
ッド半分がそのまま車いすになるものや、癒し型
のペットロボットや、介護職員の体の負担を減ら
す装着装置などもありました。

介護施設でのビデオも見たのですが、介護される
方も介護する方も本当に大変で、ロボットはとも
かく「自分はゼッタイに介護施設などのお世話に
はならないようにしよう!」という強い思いが湧き
上がりました。