年千冊の読書力 その1

先月、生まれて初めて月に100冊の本を読み、このまま毎月100冊を突破していけるかなと思ったのですが、やはりなかなか難しいことですね(でもメドはついています)。
先日、私の個人図書館で、自分がよく読んでいる著者をチェックしてきました。
私は気に行った著者の本をインターネットですべて取り寄せ、全部読むのですが、そういった著者が何と80人近くいました。

中には一人で500冊以上の本を出している人がいます(1冊1冊のレベルも高くて面白いのです)。
また2、3冊しか出していないけれども、心にしみる本を書いている人もいます。
本を書くには物凄いエネルギーが必要なのですが、「立派な生き方」や「立派な思想」の持ち主は、やはり本を出していく義務があるように思います。
そうでないと、まわりや後世にその立派さが伝わらないからです。

「本を読む」や「本を書く」は知的生活のコアをなすものだと思います。
いい師やいい友人と出会うことは”とても”大切なことですが、いい本と出会うことも人生の成否を決定するぐらい大事なことだと思うのです。
大阪人は「儲かりまっか?」が日常の挨拶で、昔の中国人は「もうごはん食べましたか?」が第一声だと聞いたことがありますが、その伝で言えば、知的生活人の挨拶は「最近いい本と出会いましたか?」になるのではないかと思います。

「いい読書」と「いい人生」は極めて相関関係があります。
いい読書をしている人で、悪い人生の人はあまりいないのです。
私は運がひじょうにいい人間だと感じているのですが、やはり高校生時代から読んできた本たちが、いい人生に導いてくれてきたからではないかと思います。
「いい読書がいい人生を導く」…格言がまた一つ出来ました。