完全に恋の歌だと理解されてきたのですが、いろいろと調べていくうちに、どうもそうではないことが分かってきました。
まず第一にこれらの歌は、万葉集の相聞歌(恋歌)の中に分類されておらず、公式行事などの歌を集めた中に分類されているのです。
またこれらの歌は、二人の間だけで交わされたものではなく、天皇を始め、皆が居並ぶ中で歌われたものなのです。