歴代天皇ベスト5

今上天皇は、初代神武天皇から数え125代目に当たります。
万世一系」とはよく言ったもので、王家が同じ血筋で古代から連綿と続いている国は他には見当たりません。
天皇家の長い歴史の間には、皇位継承が危ぶまれたり、兄弟間での争いがおこったり、人格的に具合の悪い天皇が出現したりなど、さまざまなピンチがありました。
しかし現実に天皇家と日本国は続いてきたのです。

日本の天皇はずっと「男系」で続いてきています。
女性天皇も何人かおられますが、これらの天皇もすべて「男系」。
男子の遺伝子の中にはY染色体があり、「男系」であるということは、そのY染色体が継続されていくという意味があります。
即ち、平成の今の天皇陛下にも、初代神武天皇Y染色体が引き継がれているわけです。
そこに人智を超えた凄さを感じるのは私だけでしょうか。

歴代天皇ベスト5を選んでみました。
初代  神武天皇
第15代 応神天皇
第40代 天武天皇
第50代 桓武天皇
第122代 明治天皇
少し歴史に詳しい方であれば、そう異議はないはずです。

初代神武天皇は、日本という国を始められた方なので、ベスト5から外すわけにはいきません。
九州宮崎の高千穂から出て、日本各地を統合していき、奈良の橿原で初代天皇として即位されました(今の橿原神宮がその場所です)。
今から2,671年前の2月11日の出来事です。

第15代応神天皇も、今後本気で調べていきたいお方です。
佐賀県宇佐神宮のご祭神でもあります。
宇佐神宮は全国の八幡神社の総本山というべき存在で、是非とも一度訪れたいと思っているところです。
私の自宅から2時間ほど歩いた山の上に「中山奥ノ院」があるのですが、そこに「応神天皇と武内宿祢(たけのうちのすくね)がここを訪れた」といった表示がありました。
実はそれが私が古代史に興味を持ち始めたキッカケだったのです。
応神天皇は謎の人で、バビロンとも密接な関係があったようなのです。
その謎解きは、今後の楽しみにとっておきたいと思っています。

第40代天皇天武天皇は「抜きんでた統率力、武芸から天文・占術に及ぶ多彩な才能、卓越した先見性など、すべての面で『王の中の王』と呼ばれるにふさわしい」とのこと。
天武天皇のもと、律令国家の基盤が築かれました。
伊勢神宮を20年に一度建て替える式年遷宮も、天武天皇の時に制定されたのだそうです。

第50代桓武天皇平安京遷都を行った天皇です。
空海最澄や、征夷大将軍坂上田村麻呂が活躍したのもこの年代です。
一応桓武天皇の本を5冊ほどインターネットで購入しており、まずはそれを読むところから始めたいと思っています。

神武天皇は初代、応神天皇は第15代、天武天皇は第40代、桓武天皇は第50代と、すべて「切り」のいい数字なのも、ちょっと不思議です。
「第122代」明治天皇は「切り」はよくないのですが、偉大な天皇であったことは疑問の余地がありません。
何といっても日露戦争に勝った時の天皇です。
国力で100対1と言われていたロシアに勝利したのも、当時の日本が明治天皇を頂点に一致団結まとまっていたからだと思います。
明治天皇の魂が神格であったことは、亡くなってから明治神宮が建てられたことでも証明されているように思います。