「紫草(むらさき)の にほえる妹(いも)を 憎くあらば 人妻ゆえに われ恋ひめやも」

これは元の夫である大海人皇子の、額田王の歌に対する返歌です。
「むらさき匂う美しいあなたが憎いのであれば、どうして人妻なのに恋をすることがあるでしょうか」との意味。