「あかねさす 紫野(むらさきの)行き 標野(しめの)行き 野守は見ずや 君が袖振る」

「あかねさす」は「紫」にかかる枕詞です。
意味は「紫の草を栽培している(一般の人が立ち入ることができない)場所で、あちらこちらと行き来され、あなたが袖をお振りになるのを、番人が見るではありませんか」。