万葉集に「あかねさす 紫野（むらさきの）行き 標野（しめの）行き 野守（のもり）は見ずや 君が袖（そで）振る」という額田王（ぬかたのおおきみ）の有名な句がありますが、最初に出てくる「あかねさす」というのは、紫にかかる枕詞（まくらことば）なのです。
紫は古来日本では高貴な色とされてきました。
中国では、皇帝の色は黄色です。
ついでに言うと黄色は仏教の色でもあります。
オランダのローヤルカラーはオレンジ色で、4月30日の女王様のお誕生日は、一面オレンジ色のお祭り騒ぎでありました。
タイの王室は青、国旗にも使われています。
英国は紫（らしい）。
各国のローヤルカラーを調べてみるのも面白いかもしれません。
ちょっと興味が出てきました。
