2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

掃除の底力

新宿歌舞伎町を、月一度早朝に掃除する会があります。 残念ながら私は一度しか参加していないのですが、毎回100名以上の参加者があるようです。 東京の犯罪地域を清める作業でもあります。 むろん鍵山秀三郎先生や、東京都の副知事だった竹花豊さんも参加さ…

いっぱいやりたいことがあり、時間的、能力的、その他諸要因で出来ない時、できないことを嘆くよりも、まずその仕事を区切ってみてはどうでしょう。 当社は週に一回自分が使っている営業車を洗車することになっています。 そんな洗車だって、時間がないとき…

私が毎日やっている掃除だって、やりたいところはいっぱいあるわけです。 だからそれらを区切って、毎日すこしずつきれいにしていく。 時間はかかるかもしれませんが、確実に掃除していけます。

そんな時は仕事を分けることですね。 自分が今できる範囲のことだけを区切ってやっていけば、案外簡単に前へ進むようです。 阪神の金本選手が、やらなければいけないウェイトトレーニングを3つに分けて、毎日別々のメニューをローテーションでこなしていって…

やるべきことを、いくつかに分けてやっていくというのも智慧の一つだと思います。 一度に全部は中々できない。 だから、やろうと思っても億劫になり、結局はやらないままに終わってしまう。 そんなことが多いのではないでしょうか。

「足るを知る」という言葉がありますが、これは自分がやった仕事量にも、応用すべき言葉なのかもしれません。 心がけや段取りの悪さなど、反省すべきは反省して、過去にとらわれず、前に向って歩んでいきたいと思うのです。

仕事で外回りに出る時、やりたいことを箇条書きにして出かけるのですが、その中でできるのは半分ぐらい。 出来なかった分は後回しになります。 「計画したことの半分もできない」というより、計画、即ち望みが多すぎるのです。 実力や持ち時間に対して、欲が…

「できるだけ少しずつ、私が」に戻ります。 「できるだけ少しずつ」というのは、案外難しいのです。 ともすれば性急に、すべてをやってしまいたくなります。 掃除でも仕事でも勉強でも、視野に入るものを全部やってしまうことは出来ません。

聖書にも「天国はカラシ種のごとし。畑にまく時は、ほかの植物よりも小さいけれど、やがて大きくなって、鳥たちがその枝に群がるようになるだろう」というのがあります。 小さく始めて、大きく育てていく。 神様もそれを望んでおられるし、そこにこそ人間の…

仕事を分けてやってみる

鍵山秀三郎先生のお言葉で「できるだけ少しずつ、私が」というのがあります。 「一つ拾えば、一つきれいになる」と対を成しているのかもしれません。 大上段に構えなくても、まず自分ができるところからやっていこうというものです。 ついでに言えば、鍵山流…

一人で一流レストランなんかに入っては、間が持たないと思い込んでいたのですが、ウェイターとのシャレた会話などを楽しめば、けっこうオモロイことを発見しました。 普段は英語で会話するのですが、格好つけてワインなどを注文した時などは、なぜかドイツ語…

海外旅行のカバンには、スーツかブレザーを1着だけ入れるようにしています。 一流レストラン用です。 ヨーロッパの一流レストランに入ってみれば、みんな精一杯ドレスアップしています。 そうやってみんなで雰囲気を高めていくという、一つの約束事なのです…

海外旅行によく行くようになってからは、さすがにカジュアルウェアを着だしました。 その海外旅行だって、最初のうちはブレザーにネクタイ姿で行っていたのですが、やっぱり窮屈すぎます。 私の海外旅行の出立ちは、上から下まで、中(下着)から外(ダウン…

とはいえ、どこへ行くのもスーツなら、何を着ていこうかと悩む必要がありません。 東南アジアのお坊さんは、どこへ行くのも柿色の袈裟。 衣を汚し倒すと、あんな色になりますよね。 だから最初から、わざとその汚れた色にしているわけです。

私も以前、今よりももっと忙しい時期には、カジュアルウェアを着ている暇がありませんでした。 スーツかパジャマかのどちらか。 ちょっと悲しい。

服装あれこれ

男性の場合、スーツが公式の服装として世界的に認められています。 タキシード指定のセレモニーでない限り、スーツでO.K. スーツというのは、実は簡略化した服装なのです。 それまでは、公的な服装はもっと大層(たとえば中世の王様のような服装)なものでし…

意図せぬ、あるいは予期せぬことで、ものすごく腹立たしいことに出会うことがあります。 そのことを思うと、頭の中で悪いことを繰り返し繰り返しイメージしてしまいます。 これはコントロール不可能。 だから「イヤなことは考えない」が正解なのです。 実は…

毎朝掃除をしているのですが、ちびた箒を取り替えたとき、その使い心地のよさに、大きな喜びをいつも感じます。 こんな小さなことに、大きな喜びを感じることができるようになった自分に、また喜びを感じます。 だてに15年間掃除を続けてきたわけではないわ…

小人は外的な要因に心をかき乱されるが、君子は泰然。外的要因に心まで乱されない」との意味です。 不幸や災難は小さく小さく受け止める。 逆にちょっとしたことにも喜びを見出し、感動する心を持つ。

「いい生き方をしていても、災難や不幸はやってくる」のもまた真理です。 孔子は窮地に立ったときに、弟子から「師匠のような方でも窮地に陥ることがある。これはどいうことでしょうか」と聞かれます。 その時の孔子の言葉が「小人窮して乱れる。君子窮して…

最近は波動のいいところと悪いところが、よく分かるようになり、悪いところからは、できるだけ早く身を避けるようにしています(夜のネオン街などもそうです)。 不動産屋ですから「ここはとても波動がいいところですよ」と言ってセールスしてもいいのですが…

損だけだったらいいのですが、下手して自分が悪のほうに回ってしまうと、こうなりゃもう地獄行きです。 「できるだけ悪から離れる。性質(たち)の悪い人間とは接触しない」これは人生の知恵でもあり、これを守るだけで、いい人生か、悪い人生かが決まってし…

悪い友人もそうなのですが、悪い取引仲間、悪い業界仲間、もっといえば悪い顧客からも、離れなければいけません。 「とんでもないいい話には気をつけろ」とは若い頃に学んだ教訓ですが、そんな話は大抵こういった連中から持ち込まれます。 散々振り回され、…

特にこの「悪い仲間と付き合わない」はかなり大きな比重を占めるポイントです。 高校生でも、最初制服のボタンをちょっとはずしていた程度なのが、悪い仲間が出来だすと、あっという間に不良になってしまいます。 まさに「いい仲間は励ましあって成長し、悪…

最初の小さなキッカケで、大きな悪へ向かってしまうのなら、最初の小さなキッカケを極力排除すればいいわけです。 タバコを吸わない、飲みすぎない、つまらないテレビや雑誌を見ない、いかがわしい場所に足を踏み入れない、悪い仲間と付き合わない等々。

仏教では因果の法則を説きます。 いいことをすれば、いいことがやってくる。 悪いことをすれば、悪いことがやってくる。 原因があり、結果がある。 考えてみれば当たり前のことで、こんな簡単なことを忘れて、つい悪い方向へ自分を持っていってしまいます。

人生淡々

人生、いいことも悪いこともやってくる。 いいことだけ、悪いことだけ、というのはありえません。 夜明けの来ない日はないし、日が沈まないこともない。 その中で、どう自分の心の平安を保持していくか、心に涅槃(ねはん)を築いていくかが、とても大事なこ…

若い頃はすぐにカゼを引いたり、熱を出したりしていたのが、最近はトンとそんなこともなくなりました。 ということは体力的にも成長しているということでもあります。 もうこうなりゃ恐いものなしですね。 今世(こんぜ)思いっきり働いてみようと思うのです…

年を重ねるにつれ、体力的なものは、そう強化できないかもしれませんが、知的なもの、精神的なものはいくらでも新境地を開拓できる気がするのです。 ましてや精神的なものを突き抜けた霊的なものになれば、年がいってもいくらでも高めることができそうです。…

山の頂上が目標でも、結局私たちができることはただ一つ。 地道な努力を重ねること。 焦らず一歩一歩、山道を歩んでいくしか方法がありません。 そうと分かれば、逆に気が楽になるではありませんか。 やるべきことを淡々とやっていけばいいだけの話なのです。